創作人形 1.愛のかけ橋と2.恋みれんの2作品が美術書「Art Maison Internationl Vol.29(麗人社)」に掲載されました。2025.3.31発行
麗人社は、現代日本の美術を世界に広げることを目的として「東洋と西洋の出会い」をキーワードに美術書発行や美術展等を実施、現代日本美術を知るための学術書的役割を果たすことしている会社です。
作品:衣装人形2点「愛のかけ橋」 「恋みれん」の評価内容

3.移り香(全体)は、OASIS 2025で展示
2018年

麗人社は、現代日本の美術を世界に広げることを目的として「東洋と西洋の出会い」をキーワードに美術書発行や美術展等を実施、現代日本美術を知るための学術書的役割を果たすことしている会社です。
Vol.29号

作品:衣装人形2点「愛のかけ橋」 「恋みれん」の評価内容
評価者 ペドロ・フランシスコ・ガルシア(評価欄の日本語訳そのまま)
偉大なアーチストの手にかかると工芸作品も優れた芸術となる。ここで紹介する岩間幸子は、正絹、木綿、絹糸、石州紙、針金、木などの伝統的な素材を使って衣装人形を制作している芸術家だ。 2点の提出作を観て、私は18世紀にナポリで作られたキリスト降誕の人形を思い出した。それは当時の厳しい生活を表したもので、社会にも影響を及ぼしている。岩間は同様のことを卓越した技術で現代に再現したのだ。
「1.愛のかけ橋」の人形に仮託されたのは、かなわぬ愛に焦がれる女性の思い。
「2. 恋みれん」の人形は遊女をかたどったものだが、くつろぐ姿が一種の威厳をもって表現されている。どちらの作品も表情の見せ方や衣装の美しさ、洗練された姿勢、そして全体の優雅さが賞賛に値する。感情を伝えることを見事に成功させた岩間幸子は、時代を超越した芸術家といえるだろう。
1.愛のかけ橋( 全体)

2.恋みれん( 全体 )

3.移り香(全体)は、OASIS 2025で展示


4.忍び音(全体)

2018年
第4回岩間緋幸創作人形展









